ギア・アンティーク ルネッサンス

F.E.A.R.の大分古いゲームですが、とても楽しかったです。このゲーム、まず最初に、キャラの生まれてから死ぬまでの人生を先に決めるのが特徴。
例えば今回作ったキャラの場合、
6歳で初等学校、12歳で上等学校、16歳で女学校へ進学。お嬢様街道まっしぐらで突き進んで来たが、女学校卒業後、何故か探検家になる。卒業と同時に20歳で結婚したが8歳で離婚。離婚を機に探検家を引退し、29歳で俳優デビュー。しかし32歳の時、飛行学校が開校される事を聞いて入学。2年で卒業し、34歳で飛行家となる...。
みたいな感じ。んで、各学校, 職業に応じて能力値や技能が上昇します。つまり、年齢に応じて能力が変わっていく事になります。
シナリオは「今回の舞台はxxxx年」と年代を指定して行われるので、どの程度成長したキャラでプレイを行うかはGM次第。年端も行かない子供時代の冒険も、年月を重ね熟練した世代での冒険も、全部同じキャラでプレイできるのが面白いです。先にキャラの生涯が決まっているので、どんな性格なのか悩む必要も無いし。
自分の場合、大抵のTRPGだと、作ったキャラって「シナリオ中でしか生きていない」ようなイメージになってしまう事が多いんですが、このゲームの場合「人生の合間に冒険する」と言うスタンスが非常にハッキリするのが良いかと。
TRPGをやる上で、戦闘って結構重要な要素だと思うんですが、今回やったシナリオでは戦闘無し。それでも全く問題なく楽しかったのは、上で書いた「キャラの人生」ありきで行動を考えたからなのかなぁと思ったり。
と言う訳で、とっても面白かったゲームでした。もう絶版っぽいのが残念。そんなに売れなかったのだろうか?