黄昏の刻 4

吉村夜の新刊。
超能力者である主人公たち稀人の行動を大きく制約する法律が国会に提出された。これに反発する稀人たちが、武力行使に出ようとして...みたいなお話。
急転直下の大騒動な内容でした。中盤ぐらいまでを読む限りでは、一般人と稀人の対立がメインになって進むのかと思っていたのですが...終盤の展開を考えるとそうじゃなさそうですね。稀人どころか、日本滅亡の危機と言うぐらいのスゲー事になってます。
この巻始まった時点から、銀嶺の言動の節々に危険な雰囲気が。妹の夕姫との関係が一気に進展した時点で、まさかそうなるとは思わなかった驚きと、最後のフラグを立ててしまった事に対する落胆の両方を味わいました。んでその後の展開は...予想通りの流れ。ホント、この先どうするんだろ。
そんな訳で絶望のどん底まで追い詰められた主人公たちですが、それ故、次の巻は面白くなりそうな予感がヒシヒシとします。このピンチを如何にして切り抜けるのか、非常に楽しみです。