ROOM NO.1301 #7

Book

シリーズ第7巻。
今度こそホタルは退場か? 前巻で復活した時は喜びましたが...それほど出番は無く。もう少し出番があるかと思っていたので、ちょっと残念。まぁやることはやってますが。このまま以前の巻のプロローグに繋がるのでしょうか。
代わりにメインだったのがサブタイトル通り、シーナ。窪塚姉妹の話は前巻でカタがついたかと思っていたけど、全然そんな事ありませんでした。シーナ大活躍。遂に佳奈とご対面です。日奈の暴走っぷりもグッド。こんな明るいキャラだとは思わなかった。
後は、一体いつ正体がバレるかですね。今回のプロローグを読む限り、バレた後も険悪な雰囲気にはならなさそうですが...どんな経緯を辿ってあの時間にたどり着くのか、気になる所です。
この作品、「友達の友達」みたいな遠まわしな縁で、ほとんど全部の登場人物が繋がってます。しかし当人同士は知らないままなのが、読者という全体を俯瞰できる立場から見ると、もどかしくて良い感じ。「いつ、このキャラ達は知り合いになるんだろうなー」なんて事を思うだけで楽しい。人物相関図とか作ったら面白そうです。
そんな訳で、相変らずの出来で満足の1冊でした。シーナの「くわーーーーーーーーー!」が聞けたし。次の巻にも期待。