しにがみのバラッド。

アニメ化も決まっているぐらい人気があるらしいので、どんなものか1冊だけ読んでみました。おせっかいな死神とその仕え魔を軸に語られる、人の死にまつわる哀しくてちょっと良い話が集められた、『キノの旅』のような連作短編集です。
予想を上回るような良い話があるわけでもないし、逆に激しくつまらない話があるわけでもなく。あまり感情移入できるような話が無かったのが残念な所。話としては好きなジャンルなんだけど、この手の話をやるなら、もう少しえげつなく感情に訴えて欲しかった。
現在7巻まで刊行されているみたいですが...この方向性の話を短編で7冊も続けると、マンネリ化しないんだろうか。続きは読まなくていいなぁ。