灼眼のシャナ 9

このシリーズもいつの間にか9巻。シャナの新刊です。
シャナの育てた一人であるヴィルヘルミナ襲来。悠二を破壊し、彼の中にある"零時迷子"を無作為転移させようと試み、シャナと衝突するお話です。
思っていたよりも普通の展開。可もなく不可もなくと言うところでしょうか。冒頭の千草 vs ヴィルヘルミナとか、悠二の父親初登場とか、悠二にちょっかい出してシャナに嫌われて落ち込んでるヴィルヘルミナとか、読みどころはそれなりにあったのですが...個人的には、もう一押し欲しかったかと。せっかくの一美と悠二の遊園地デートも、ヴィルヘルミナとの戦闘のための舞台設定と言うぐらいの役割としか思えなかったしなぁ。次の巻への繋ぎの為の一冊と言う印象を受けました。
それでも、零時迷子に関する謎が深まってきたのは、かなり良い感じ。そろそろストーリー全体として、終盤に差し掛かってきたんですかね。この流れだと、今後派手な展開が待っていそうですな。期待できそうなので楽しみです。