とある魔術の禁書目録 3

禁書目録の最新刊。禁書目録の出番はほとんどありませんでしたが。巫女さんと目録と当麻でラブコメやるのかと思ってたのに...。
舞台は異能力者を育成する学園都市。この街に住む学生である主人公・上条当麻と、街に7人しかいないLevel5能力者の内の一人で電撃使いのビリビリッ娘・御坂美琴がメインのお話。美琴の妹と当麻が出会って、そこに『一方通行』と呼ばれる、最強の異能力者が絡んできて...と話が進んでいきます。
読んでいて、熱いシーンはとても熱いのですが...違和感感じる所が多かったのが残念。科学考証をもう少しキッチリと...と思ってしまったのは自分だけでしょうか。感電の理屈とか粉塵爆発とか。100%的外れな事を言っている訳じゃないんだけけど、読んでてスゲー違和感が。当麻の不死身っぷりにも違和感バリバリ。
後、デカイ数字が好きなのかなぁと、ちょっと思った。しかし、学園都市の大きさが東京都の1/3で、そこに風力発電のプロペラが10万以上あるって、流石に多すぎじゃなかろうか。これだとザックリ計算しても、80m四方に一つプロペラがあることに。街のあちこちにあるとは書かれていたので、そういう設定なんだとは思いますが...。残り1万回の実験と言うのも、1日3回やっても10年近くかかる。それだけの年月をかける価値があるって事なんだろうなぁ。
しかしその辺を気になければ、そこそこ面白かったです。当麻にほとんど感情移入できないのは相変らずだったのですが、ビリビリッ娘が良いキャラだったんで、それほど問題ではなく。次の巻からはレギュラー張って欲しいです。目録の出番も丁度減ってきてる所だし、このまま一気にヒロインの座を! ...ムリか。
読んでて違和感感じる所がもう少し少なければ、もっと面白かったと思います。今後減っていく事を期待しつつ...次こそラブコメチックな展開が読みたい。魅力的なキャラが多いですし。