ディバイデッド・フロント 1, 2

友人より薦められて読了。世界中で怪物が跋扈するようになった中で、他への被害を食い止めるために、怪物たちを閉じ込めている隔離戦区の中で戦う少年達の話です。
限定された空間(と言っても馬鹿広い)で怪物と戦う自衛隊員達が主人公。普段は明るく仲の良い小隊なんだけど、それが絶望的な状況に追い込まれていって、と話が展開していくのですが...これは面白い。2冊まとめて個人的に大ヒットでした。
ヒロイン? である、香奈のウジウジっぷりはカラミティナイトに通じる所があったりして、同じ作者なんだなぁと言う事を実感するのはともかく、和気藹々とした日常が一転、絶望的な状況に叩き込まれるトコとか、さらにそこから這い上がっていく所とかは、とにかく読んでいて面白い。特に2巻が...。彩と未来のやりとりも良かったのですが、やっぱり隊長。...熱い。
香奈と主人公の恋愛も気になるところですが、2巻のラストを読む限りでは、普通の恋愛話にはなりそうにない予感。それでも、上手く書かれるんだろうなぁと言う期待が持てます。このラストを受けて、どんな風に決着を着けるのか。最終巻である3巻が楽しみです。