銃姫 1

読書週間中に読んだ本。MF文庫Jに初挑戦です。
弾丸に魔法を封じ、銃から撃つ事のみで魔法を発動させる事が可能な世界が舞台。この世界には、計り知れない力を秘めた「銃姫」と呼ばれる銃があった。しかしある時、この「銃姫」は盗まれてしまう。主人公の少年セドリックは、姉のエルウィングと国を滅ぼした敵に対してテロを企む少女・アンブローシアと共に、盗まれた「銃姫」を探す旅に出たのだが...。
こんな話。かなり面白いと言う評判を聞いていたので、ワクワクしつつ読了。基本的にはファンタジーな世界観で、そこに銃が混ざった感じでしょうか。
ちょっと期待しすぎていたかも。セドリックが鼻血出してるあたりとか、エルウィングの音痴っぷりとかは、読んでてかなり微妙な雰囲気。明らかに他から浮いているように感じました。しかし、それ以外の部分は割と面白かったので、全体としてはそれなりに楽しめました。
殺人的に音痴でブラコンな姉、辛い過去を持つアンブローシア、そして実は凄いセドリック。この微妙な三角関係にはかなり期待。1巻の段階では、姉→セドリックは良いんだけど、アン→セドリックがちょっと弱いのが残念でした。まぁこの辺は、追々強化されていくでしょうし、今後に期待したいところです。
この巻で張られた伏線が今後の鍵? その伏線をどう回収していくのか、楽しみです。