ロボット妹

『電撃ヴんこ』に掲載されていた怪作が文庫で登場。
マッドサイエンティストが作った妹型ロボットに硬派な男子高校生が乗って、宇宙人の侵略に対して「妹力」で対抗する話。お馬鹿な設定に、作者の熱い思いがヒシヒシと感じられる作品でした。正直、ここまで書くのは凄いと思った。
しかし、部分部分をあらすじだけにした短縮版が『電撃ヴんこ』に掲載されていたのですが...長くても短くても大差ねぇ...。話で盛り上げると言うよりも、設定で盛り上げるタイプの作品だからなんでしょうかね。と言うよりも、全編「妹」と言うキーワードをネタにした話が詰め込まれているためか。隅から隅まで同じネタを使ってるから、一部欠けてても別に違和感が無い。これにはビックリ。これはこれですごい事なのかも知れない...。