救え! かつての大親友

ヘッポコーズのリプレイ集。随分と久しぶりな気がする。
今回はエルフ好きのエキューが、初恋だったエルフの頼みを聞いて、エルフの集落傍にある遺跡に住み着いたモンスターを倒す所から始まります。んでその後、前々からあった陰謀が少しずつ明らかになり、タイトル通り、奴らも現れて...みたいなお話です。
いつのまにやら、キャラクター達のレベルが5とか6とか。まぁ8冊もリプレイ集が出せるほど続けているんだし、そのくらい当然かとは思いますが、強くなった。イリーナなんて、アイアンゴーレムと殴り合いして勝ってるし。周りの支援があったとは言え、この化け物を相手にして、一人前線に立って殴り殴られてっていうのは凄い。話の規模も大きなものになってるし、奴らも再登場と言う事で、ずっと読んできた者としては嬉しい展開です。面白かった。
この巻で、遂にイリーナ、人外魔境の領域に到達。つーかね、表紙とかのプレートメイルの厚さが素晴らしいです。何回か書いてるような気がするし、「このラノ」でもイラスト部門で投票してたりするんですが、鎧着てるときには可愛く描こうとしていないのが良いです。カラーイラストの最後の一枚とか、p241のイラストとか。そんな訳で、このシリーズのイラストは結構お気に入りです。
ただ、表紙を一枚めくった所にいるイリーナの絵は、これで筋力24と抜かすのは反則な気がする。筋力24って、どうやらベルドと同じらしいですよ? なのに、マウナ(ハーフエルフ)と同じ腕の太さ。...まぁ、流石に普段着の時までゴツくは描けんよなぁ。
懐かしいキャラ達も再登場して、いよいよクライマックス。次の巻あたりで完結なんでしょうか。好きなシリーズなので少し寂しいのですが、終わらない話っていうのも微妙だし。どんな結末が待っているのか、非常に楽しみです。