カオス レギオン

着々と積読本を消化中。ようやくカオスレギオンに着手です。友人から熱い話だと薦められたので、読んでみました。
聖印。不思議な力を秘めるこの印は、聖法庁とその傘下の聖堂によって管理されていた。ジーク、ドラクロワ、シーラの三人は、この聖法庁に縁ある者たち。しかし一部の人間が聖印の恩恵を独占している体制に異を唱え、それを変えていこうと理想を掲げ、実現に向けて活動していた。だが、とある事件をきっかけにシーラは死に、ジークとドラクロワは袂を分けてしまう...。
こんな話。全然あらすじになってないような気がしますが、簡単に言うと、かつての親友同士が掲げた理想のために戦う物語。
王道を驀進したストーリー展開で、王道好きな自分は楽しく読めました。しかし、おそらく期待しすぎていたせいだと思うのですが、思っていた程熱い感じではなかった印象を受けました。
だからと言って面白くないわけではなく。ジークとドラクロワの友情の熱さはヒシヒシと伝わってきたし、なにより、ラストにあるジークの一言にシビレました。素晴らしいセリフだ...。読んで良かった。
黒印騎士団・ジークは、一人にして軍勢(レギオン)。一体なんのこっちゃ? と最初思っていたのですが、その能力を知って納得。ゲーム化されてるそうですが、とってもゲーム向きな能力ですな。
既刊分は全部購入済みなので、順番に読んでいく予定。ちょっと見た感じ、この巻よりも過去の話らしい。ノヴィアとの出会いとか気になる所は幾つかあるので、楽しみです。