数奇にして模型

昨日は後二日かかるとか言っておきながら、結局読みきってしまいました。前巻とは変わって、いつも通りの展開に戻った感じ。事件が起こって、それに萌絵が首を突っ込むと言う形で話が進んでいきます。
分厚くて読み応えはあったのですが、内容的には...どうなんだろう。例に漏れず、今回も犯人は分からなかったのですが、それでも、あんまり驚かされるような部分が無かったような気がします。なんか淡々と解決編に突入していったせい? 一波乱あった事はあったけど、あんまり緊迫感が無い印象を受けてしまったからなぁ。
今回良かったと思ったのは、金子君。なんかストーカーチックな事やってますが、とりあえずそれは置いといて。萌絵と喧嘩してる所が良かった。国枝さんに邪魔されなければ、どんな話になったんだろ。それが非常に気になる。国枝さん、なんで止めちゃったのさ...。
後一冊で、このS&Mシリーズも終わり。犀川と萌絵の関係って、この何巻かは全く進展してないように思えるのですが、次の巻で本当にケリがつくんでしょうかね。ケリをつける気が最初からない気もしますが...。個人的にはつけて欲しいなぁ。四季までお預けだったりするんだろうか。