カラミティナイト

前に友人に薦められた作品。3巻で打ち切りが決まったと言う事で、読んだら封仙娘娘追宝録のように生殺しの目に遭いそうな気がしつつ読了。
読書好きで内気な智美と、スポーツ好きで活発な優子。正反対な性格の二人だが、インターネットと言う共通の趣味のおかげで、大の仲良しとなる。そんな二人が通う学校に、ある日一人の生徒が編入してきた。この少年・遠野の周りでは、何人もの人が不可解な死を遂げていると言う。ふとした事から遠野に近づく事となった智美にも、その災禍が...。
この人の本は初めて読みました。イマイチ「災禍の心臓」の設定がどういうものなのか分からず、最初戸惑ってたのですが...そんな事分かんなくても、これは充分に面白かった。智美と優子の友情話は、読んで悶えました。突き放そうとしても、結局突き放しきれない優子が...もう。多分話の中心となっていくであろう遠野は、完全に喰われてます。智美達の話の方が読みたいから、一向に構いませんが。
この後どんな風に話が進んでいくんでしょうか。2,3巻も積んであるんで、とっとと読もう。