結界師のフーガ

第10回電撃ゲーム小説大賞で選考委員奨励賞を受賞した作品その2。
「逃げたい」と思う人を逃がす仕事、「逃がし屋」を営む逆貫絵馬は結界師。そんな彼女の元に、ある日一つの依頼が舞い込んできた。ある隠れ里から、一人の少女を連れ出して欲しいという内容の依頼を受け、助手の倫太郎と共に赴いたのだが...。
前半は正直微妙だと思ってたんだけど、後半、謎解きが始まったあたりからは、少し楽しめました。特にラストシーンは結構良かったかなと。最初の方は、絵馬の軽いノリにちょっとついていくのが大変だったりとかしましたけど。
しかし、冬春がとても10歳とは思えませんでした。ずーっと16ぐらいかと思って読んでたら、途中で10歳と書いてあって驚愕。倫太郎も年齢が良く分からんし。他にも、結界師って言うのが一体何なのかが良く分からん。そんなに重要な事じゃないんで、気にしなければ良いだけではあるんですが...もうちょっと説明あっても良いんじゃないかと。後、普通に妖怪とか出てくるんですが、これは一般人に認識されてるんですかね。読んだ限りではそんな感じはしなかったんだけど、ふと疑問に思いました。