ある日起こった悲劇

無事に帰って参りました。疲れたと言うか、疲れなかったと言うか。まぁそれなりに有意義な4日でした。特に何事も無かったのですが...一つだけ大きな悲劇が。
それが起こったのは初日の夜。一日も終わり、さてお楽しみの読書の時間...と、カバンから一冊の本を取り出しました。持っていったのは森博嗣のS&Mシリーズ。泊りがけで出かける時は、この人の本を持っていくことが多いです。一冊一冊が長いから、沢山持っていく必要が無くて、しかも面白い。今のところ『夏のレプリカ』まで読み終わっていて、今回の泊りではその続きを...と、かなり楽しみにしていました。
そんなこんなで取り出した本の1ページ目を、ワクワクしながら開くと当然タイトルが書いてありました。『数奇にして模型』と。...?...??...??? さあ読もうかと言うところで、何故か違和感を感じます。なんか変だ。このまま読むとマズイ気がする。気にしないで流す事も出来るけど、なんか気持ち悪い。ちょっと頭を悩ませること数十秒。...アレ、ひょっとして? 『夏のレプリカ』の次って『数奇にして模型』? 嫌な予感がして刊行リストを見てみると、そこには『今はもうない』の文字が。...!...!! やってもーた...。
一冊飛ばしてんジャン!! と気付いたときの絶望感と言ったらもう。目の前にすげー面白いだろう本があるのに、読めないんですよ。巻同士の繋がりはほとんどないシリーズですが、しかし全10巻の内の終盤に差し掛かっていると言う事で、どこにどんなネタバレが書いてあるか分かったもんじゃありません。迂闊に読んで、『今はもうない』のネタバレでもされてたらと思うと...読めん。砂漠で喉が渇いて死にかかってるときに、通りかかった人に「この水、毒入ってるかもしれないけど...飲む?」と、目の前にコップを置かれた感じでしょうか。 そこに本があるというのに...。すんげー楽しみにしてたのに...。
始めから持っていかなかったならともかく、持っていって読めないと言うのがまた一層に辛かったです。結局その日は不貞寝。次の日からは、周囲の目を警戒しつつ電撃の新刊読んでました。皆さんも、持っていく本のタイトルには充分にお気を付け下さい。泣きを見ますよ。
先日送ったメールは無事に届いていたようで。現在少しずつですが、限定枠分の投票が公開されてます。届いた順に公開していってるそうで、締切ギリギリに送った自分のが載るのはだいぶ先でしょうか。かなり読んだ事の無い本が上げられているので、目を通すのがかなり楽しいです。
投票締切は4/20。ちょっと参加者数が伸び悩んでいるようです。こういうのは人が多ければ多いほど、盛り上がると思います。投票するかどうか悩んでいる人も、ちょっと通りかかっただけの人も、是非参加を! 左のバナーからどうぞ。