まぶらほ 〜ゆうれいの巻・なか〜 築地俊彦 / 富士見ファンタジア文庫

新刊が一通り片付いたんで、積読本に着手。とりあえず最初はこれ。短編の続編です。
塵となった己の肉体を取り戻すために、その塵の回収に励んでいた主人公たちだが、そこに思わぬ邪魔が...って話。
2-Bの連中には、夕菜と和樹の関係って知られてなかったんですね。あれだけ派手に暴れてるから、とうに知られてると思ってた。
しっかし、ほとんど玖里子の出番がない...。3人の中で、和樹狙う動機が一番低いからかなぁ。代わりに台頭してきたのが凛。前巻の弁当エピソードから、凛も和樹争奪戦に本格参戦か? と期待していたのですが、まさしくその通りな展開に満足。ラブコメはこうでないと。
前から薄々思ってて、この巻の書き下ろし短編で半ば確信したんですが...夕菜の嫉妬って、もう可愛いのレベル通り越して電波の域に達してると思うのは自分だけですか? こんなんに追い掛け回されたら、和樹じゃなくても普通引くよなー。そんな訳で凛のポイント高し。頑張れ、凛。打倒夕菜だ。
次の巻で幽霊編は終了。人間に戻るんだろうけど、どういうオチが待ってるんだろう。