MY書評論

先日この日記を見ている友人に、「当り障りのない感想で面白くない」と言われた。これは書評に限らないんだけど、批判が目立つ感想ってのは読んでいて気持ちの良いものではないと思う。なので、なるべく表立って「つまらない」等と批判するのは避けてきた、と言うのがおそらく上記のような感想を抱かれる一つの理由なんだろう。そんな訳で今日の感想は割と本音トーク
しかしそれよりも、読んだ本に対する「感想の抱き方」が人それぞれ違うってのが大きいんじゃないかと思う。まぁこれは至極当然の事なんだけど。
例えば本を「面白い」「普通」「面白くない」の3つに分類すると、自分の場合「普通」の領域がやたらと広くて、そのかわり「面白くない」の部分が狭い。だから大抵の本は「普通」の領域に入ってしまい、「当り障りのない感想」と言うのが多発してるのではないでしょうか。文章力のない自分では、「普通」の本を評するのが一番難しいんです。
自分と同じような嗜好の持ち主で、もっと客観的な価値観を持つ人なら、ここで「普通」と評した本の半分ぐらいは「面白くない」に分類するんだろうなと思った。
しかし極論すれば、「面白い」本以外は全て「面白くない」わけだし。そもそも「普通」なんて分類があることが既におかしいのかも。