エンジェル・ハウリング 7 帝都崩壊1 - from the aspect of MIZU 秋田禎信 / 富士見ファンタジア文庫

一体何時振りの新刊なんだろ。あまりに久しぶりすぎて前巻の内容忘れちまったよ。あやふやな知識を総動員しつつ読了。
今回はミズー編。生き別れになった双子の姉を探すために、帝都へと乗り込む話。人と触れ合うようになってから、だんだんと性格が変わっていくミズーの有様が良い。急激に変化するわけではなく、少しずつ少しずつ変わっていく流れが上手いこと書かれてます。記憶があいまいなんで、微妙に話ついていけなくなってたりもしたけど、それでも楽しめました。
サブタイトルが示すとおり、後半は派手に話が動く。アストラとアマワと精霊と獣の瞬間。この辺に一通りに説明がついて、最後は「そこで切るな」と言わずにはいられない引き方。これまで謎が謎過ぎて、ちょっとついていけない印象もあったのですが、ここに来て少しずつ解き明かされ、読みやすくなった気がします。最初から読みなおしてみるのも良いかも知れない。
8巻はフリウ編だから、この続きは9巻までお預けなんでしょうか。まぁこの巻にも少しだけフリウ出てきてるから、次の巻でもミズーは出てくるとは思うけど...。この巻のラストを受ける形では書かれてないんだろうなぁ。