ウィザーズ・ブレイン 4 世界樹の街 三枝零一 / 電撃文庫

先月でた上巻の続き。世界を救うことができるかもしれない世界樹の秘密が明らかに。
ファンメイの健気さや、エドの一途さは読んでいて悲しくなるぐらい。こういった悲壮感が漂う中で各人が頑張る姿を書く、と言うのがこの作品の魅力の一つ。どことなく狙いすぎな感じも受けるんで、凄い面白いって程ではないんだけど、まぁそれなりに読めます。
今回はヘイズの活躍っぷりが目立ちました。っていうか虚無の領域ってこんなに強いんだっけか? 後はこれまで見え隠れしていた賢人会議が、より目に付くように。次の巻では、モロに出てくるっぽいので楽しみ。黒衣の騎士も出てくるっぽいし。
そういえば「下巻のネタバレあり」と言われた、上巻の設定資料を読んでみました。が、どこにネタバレが含まれているのか良く分からん。せいぜい『ファインマン』の設定ぐらい? もっとストーリーの根幹部分に触れるような事が書かれているのかと思ってたんだけど...。