ウィザーズ・ブレイン 4 世界樹の街 三枝零一 / 電撃文庫

今月の電撃、ラストはこれ。久しぶりの新刊です。
近未来、気象制御衛星の暴走で日の光が地上に届かなくなってしまう。エネルギーのほとんどを太陽光発電に頼っていた人類は、この影響を受けて激減。太陽光以外の発電プラント付近など、限られた環境でしか生活できなくなってしまった世界が舞台。そんな世界で、「世界は情報でできている」と言う情報制御理論を基に、物理法則すら無視する事のできる「魔法士」たちのお話。
今回の登場人物は1巻で出てきた錬とフィア、2巻で出てきたヘイズとファンメイ。これで主な登場人物は全員、なんらかの関係で繋がりました。
作品としても結構大詰めなんでしょうか。世界樹の設定とか見てるとそんな気がします。まぁ祐一が出てこないまま最終巻を向かえることはないと思うんで、まだ続くんでしょうけど。
まだ上巻なんでこの先どう展開するか分からないけど、充分期待の持てる終わり方をしてるんで、次が楽しみ。下巻は来月なんで、それまでは待ちですな。
後、これから読む人に忠告。自分はまいじゃーさんの所で知ったので被害はなかったのですが、巻末に付属している設定資料で、下巻のネタバレがあるそうです。ネタバレが嫌な人は、設定資料は下巻が出てから読みましょう。