空ノ鐘の響く惑星で 渡瀬草一郎 / 電撃文庫

今月の電撃文庫、トップバッターはこれ。『パラサイトムーン』『陰陽ノ京』を書いた人の新刊です。
舞台となるのは典型的なファンタジー世界。この世界には『御柱』と呼ばれる巨大な柱が存在し、人々はその柱を崇め、その周囲に神殿を建てて祀っていた。とある事情により、その神殿で暮らしていた『フェリオ』はある夜、その柱の中から少女が出てくるのを目撃する。どうやら別の世界からやってきたようなのだが...。
こんな話。今回はひたすら導入に徹した内容になってます。比較的穏やかな流れ、序盤、中盤と進んでいきますが、終盤突然盛り上がる。そう来ましたか。かなりスケールの大きな話になりそうでGood。この先もっと面白くなっていくだろうと、そんな雰囲気があちこちに漂ってる話でした。
次巻は来年2月の予定だそうで。かなり期待。