まぶらほ 〜ゆうれいの巻・うえ〜 築地俊彦 / 富士見ファンタジア文庫

続けてもう一冊。短編集その2。
前巻のラストで、魔法を使い切ってしまって幽霊となった主人公。その肉体を取り戻すために、塵となった己の体を集めるお話。
風に乗って吹き飛んだ塵なんてどーやって集めんだよ、と思ってたんだけど、かなりあっさりと戻ってくるのを見て拍子抜け。シリアスに考えちゃいけないんだって事を再認識しました。てっきり塵探索世界の旅、みたいのが始まると思ってたのに。
この巻では弁当の話がお気に入り。これで凛も争奪戦に参加するのだろうか。ラブコメはこじれてなんぼだと思ってるんで、こういう展開は歓迎です。ほとんど夕菜で確定なんだろうけど、あっさりと決まっても面白くないし。どうこじれて、そこに行き着くのかが見ものですな。