エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室 佐藤友哉 / 講談社NOVELS

2日がかりで読了。フリッカー式よりはマシだった。
けど、マシだと感じた理由は「面白かった」からではなくて、「慣れた」からな気がしてなりません。「ああ、またそういうオチかい」みたいな。それでも、結末というか謎解きの部分で、突発的に超能力が出てくるのはやっぱり納得がいかない。血を吸うって...なんじゃそりゃ。大ボスの動機もいまいち良く分からんかった。と言うかラストの家族写真の意味が分からん。ちゃんと読めば分かるのかも知れないけど、少なくとも読み返す気にはなれません。Teach me, please.
後はカニバってたりポコポコ人が死んでくのはそれほど問題じゃなかったんだけど、苛めのシーンはかなり読んでて気分が悪かったです。この辺が肌に合わない理由の一つだな。
さて、これで借りてきた本は後一冊、『水没ピアノ』のみ。貸してくれた友人曰くこれが一番マシだそうなんで、少々期待して読んで見ることにします。多分2日かかるけど。