好意的な内容ではあった

また昨日とは違い、今日はヒキコモらずにお出かけ。なんか色々あったような気がします。ネタ帳に書き留めておこう。あーやっぱり今日も眼が変だ。お互い体は大事にしましょう。
それはともかく。今日の読売新聞の夕刊に、ライトノベルの特集記事が(追記 : 記事を書いたのは新聞記者ではなく、細谷正充氏と言う文芸評論家の方です。「トレンド館」と言うコーナーでした)。こんな記事が載った事にも驚きだけど、それ以上に『ライトノベル』と言う単語が普通に使われてるに驚き。これだけ読みまくっていて言うのもなんだけど、『ライトノベル』ってあんまり一般的な単語じゃないと思ってました。大抵、ジュブナイルとか言われるのが常だったと思うのですが。
主に取り上げられてたのは『みなごろしの学園』『撲殺天使ドクロちゃん』『あそびにいくヨ!』。あとちょっとだけ『ぺとぺとさん』。...よりにもよって、みなごろしとドクロちゃんですか? 既存のライトノベルから外れていると言う理由で選んだそうで、その点では間違いなく正しい選択だけど、この記事読んで買ってみた人はどう思うんだろうなー。初めて読んだライトノベルドクロちゃんって言うのは、ある意味悲劇だと思うのですがどうでしょう。
しかしドクロちゃんの紹介文には思わず噴いた。曰く、「オタクの妄想が煮詰まったあげく、自家中毒を起こしたような設定のラブコメ」。たった一文でこうも的確に評するとは...流石はプロの評論家、恐ろしい。

殿様気分でHAPPY!

『手のひらのエネミー』に続いて、電撃でも新刊。
世界を『歪み』から守っている、結界の民。数ある家の中でも、それなりに名の通った家の次期当主である一馬は、しかしろくに能力を持たない、落ちこぼれであった。学校でも『ど変態』『覗き魔』等の異名をとるほどの、外道っぷり。しかしそんな彼がある日、強力な権力を手に入れた...!
こんな話。落ちこぼれが突如として力を得る。ここだけ見ると、『手のひらのエネミー』と同じですな。実際似てます。タイトルと表紙絵を見たときは、すんげー軽いお馬鹿な話だと思っていたのですが、実際にはそんな事も無く。ノリが軽いのは軽いのですが、思ったよりもずっとシリアスしてて面白かったです。
『手のひらのエネミー』みたいに、コメディとシリアスが噛み合ってないような感じは受けなかったのも好印象。コメディが滑ってないのが大きいかと。キャラクタもしっかり立ってるし、ラストはきちんと盛り上がるし。結界が覆ってるのは日本だけとか、『歪み』とやらの設定には少々疑問が残ったのですが、それほど気になるものでもないので、普通に楽しめました。
ところで、なんか続編書けそうな終わり方してるんですが、どうなんだろ。個人的には続いてくれると嬉しいかも知れない。