GENEZ-7

シリーズ7冊目。前巻でグリークス社内での対立が浮かび上がり、先行き不安になった所からの続きです。今回はバレンタインデー。その当日、海神学園をテロリストが襲い...と言う展開。

前半と後半のギャップが凄かった1冊でした。前半はバレンタインを控えて浮き足立つキャラクタ達の可愛らしい姿にニヤニヤ。これまで、恋愛方面は着実に階段を登ってきた皆々ですが、その気持ちが成就する展開がとても良かったです。謙吾とユキナ、良かったなぁ。そしてなによりこども学長。まさか貴方まで...。ずっと秘めたままにするかと思っていたので、凄いビックリした。
しかしそんな前半とは裏腹に、後半は厳しい展開。バレンタインデー当日に襲いかかってきたテロリストは超一流。裏切り者の存在もあって、鉄壁のはずの海神学園があっけなく陥落してしまい、どうなる事かとハラハラしました。どうにもならない所で意外な方面から救いの手が延ばされ、何とか上手く収まりそう...? と思っても、すぐに一難去ってまた一難。このラストは不穏過ぎる。でも林先輩、漢だなぁ。

しかしナイチンゲールギルガメッシュの関係、おおよそ想像が付くけれど、もしそうだとするとバビロンの爪兵...と言うかそのパートナーのアンナトゥリーは物凄く切ない思いをするんじゃなかろうか。そろそろ大詰めらしいし、続きが楽しみです。