RPG W(・∀・)RLD 10

シリーズ10冊目に突入。前巻で魔神相手に歯が立たず、ほぼ全滅した主人公達。そのラストからどう続けるのか...と思っていたのですが、今回はサブキャラ達にスポットが当たる内容でした。
旭日騎士団がメイン。主人公達以外のメンバーも、魔神復活を回避、もしくは復活しても即座に闘う準備を進めている。当たり前の事なのですが、本当に世界の危機なんだと言う事を、別の視点から読む事で改めて実感しました。
魔神への体制がまとまりつつある中、リサのとんでもない設定にはビックリ。こんな伏線、あったっけ? あまりにも唐突で驚きました。騎士団のトップがこうなってしまうと、もうどうにもならないんじゃないか...と言う気分になってしまいます。しかし、王様は格好良かった。時間稼ぎのために自ら出陣し、後の事は息子に託す。人の上に立つ、と言う生き様を存分に見せて貰いました。立派。
そして全く出番の無かった主人公達。最後の最後に少しだけ出てきたのですが...これは一体どう言う事だ? 最初はゲームの中の世界へと入ってしまった主人公達の話...と思っていたものが、実は異世界に召喚されたのでは? と思うようになってきたのに。また一つ別次元の展開に突入しそうで、何がどうなっているのか全く分からなくなりました。き、気になる...。