魔弾の王と戦姫 3

貴族で他に並ぶもののいない弓使いの主人公と隣国の戦姫のお話・3冊目。今回は、自らが治める領地を守るため、戦姫とその配下の兵を傭兵として雇い、自国の大貴族を相手に戦う展開。

面白かったです。国に渦巻く跡目争いに巻き込まれる形で自らの領地を失いそうになった主人公の踏ん張りが良い感じ。反逆の汚名を着せられようと、民のために戦いに挑む姿が格好良かったです。
今回は国で最強の騎士団を差し向けられてピンチに陥りますが、新しく登場した戦姫・ソフィーの力もあって辛くも凌ぎます。この騎士団の団長が格好良くて、仲間になってくれないかなぁと思っていたのですが...ええええ。確かに幸薄そうだったし、フラグっぽい発言だらけだったけど、この展開は辛い。と言うか後味悪い。残念すぎる...。
恋愛方面では、傍で支える戦姫・エレン、エレンの側近・リム、侍女のティッタ等、あちこちにフラグが立ちまくっている主人公。ティッタ以外を選ぶ未来は想像出来ないのである意味安心しているのですが...エレンと言う線はあるのでしょうか。その展開はティッタが不憫過ぎて読みたくないけれど。

国の様子がますます乱れてきたラスト。この先も大変楽しみです。