ハロー、ジーニアス 3

シリーズ3冊目。どうやらこれで一区切り? 生体工学に長けていて、八葉の知り合いでもあるジーニアス・オランドが来日。徳化領域に目覚めず、体調不良が続く八葉を治療のため、自分の国に連れ帰ろうとする...と言う展開。

素晴らしかったです。なんと清々しい青春模様。オランドの登場で拗れる中、八葉の事を想って奔走する主人公が格好良かったです。決してスマートな格好良さでは無く、むしろ泥臭いほどなんですが、だからこそ輝いて見えました。途中で挫けて、諦めそうになった時はカツを入れて支えてくれる仲間がいて。登場人物、皆格好良い。ラストシーン、彼が跳ぶ所はゾクゾクしながら読んでました。ここでか...!! と言う興奮が凄い。最高。
あとがきを読む限り、これでシリーズ終了なのでしょうか。明確に終わるとは書かれていませんが...。でも、綺麗なラストで、ここで一区切りなら納得。次回作にも期待しています。