それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】 6

完全版6冊目。外伝の『宇宙一杯のバレンタイン』と本編『ひとりぼっちのダンディライオン』が収録。
『宇宙一杯のバレンタイン』は、タイトルの話よりも、ヨーコの過去が垣間見える『洋子、十六歳』が好きです。ヨーコって普通の女子高生なんだけど、どこか謎めいていて、そんな過去が少し分かるこの話が昔から好き。これの真相って、語られてたっけ? 記憶がもう定かでは無い...。
本編はダンディライオン編。前後編の前編で終わっているのが何とも。ここで切らないで! と思わずにはいられません。ダンディライオン編は、相手が機械なのに切なさが漂う展開が好きです。こうして人工知能が交流を求めてくる話は胸に来ますね...。オールドタイマーが徐々に存在感を増してきているのも、ワクワクハラハラします。本当に何者なんだろう。
書き下ろしはリオン提督編。これは予想外の人選でした。でもゼナちゃん可愛いわー。他に感想が出てこない。普段とのギャップが良いですね。
次はようやく新チームの登場編との事。やっとあの子達が来るのか。楽しみ。