H+P 10 ひめぱら

本編新刊。
主人公を助けようとしたもののカリギュラに捕まった姫たち。そこにサキュバスによる敵襲が...と言う展開。しかし危機を脱する話には殆どページ数を割かず、脱した後のイチャイチャに重点が置かれている徹底っぷりに感動すら覚えました。ほんと歪み無い!
サキュバスの誘惑により不能になり、魔力を失ってしまった主人公を復活させるために、姫様1人1人が主人公を全力で誘惑する展開は、普通にエロい小説でした。ここまでやるなら、いっそレーベルを変えて最後まで書けよ...といつも思うのですが、今回は特にそう思いました。レイシアとエリスのエロさが凄かったです。笑える展開と併せてエロコメ風味になっている普段とは異なり、真っ向勝負だったからなー。
しかしこの展開を通じて、姫様たちが主人公に告白。超鈍感だった主人公もようやく気付いたようで、話が進みそうで何より。エリスの告白には悶えました。あのツンデレが...ツンデレが...!!
そしてラスト。主人公以外の魔力を持った男子は皆、その魔力をサキュバスに奪われたままなので、姫たちの子作り相手は主人公しかいなくなったと言う衝撃の展開に加えて、とんでもないキャラが登場しました。敵役にこのキャラを出すのか。正直、この展開は全く予想していなかったので、俄然楽しみになってきました。もう大波乱が待っている未来しか想像出来ない!!