神曲奏界ポリフォニカ ルックバック・クリムゾン

大詰めになってきた『ポリ赤』。今回はコーティカルテの過去を知っている謎の少女が登場して、人間と精霊の関わり方に焦点が結ばれていく展開。
面白かったです。前巻あたりから、『ポリ白』との関わりが深くなってきましたが、この巻でますます強く関連するようになってきました。それに伴い、今まで謎だった部分も明らかに。精霊島が落ちてから、何があったのか...とか、ダンテの存在意義とか。『ポリ白』で語られていたか記憶が定かでは無いので、既出だったかもしれないけど。そして新キャラは『ポリ白』からの出張キャラ...と言うのはすぐ分かったのですが...いや変わりすぎでしょ。これは分からん!
ペルセがフォロンとの仲を進めるために踏み出し、フォロンは真剣に恋愛について考える。そこで避けて通れないのはもちろんコーティカルテの存在。精霊と人はどう付き合っていくのが良いのか。コーティは旧い友人を訪ね、人との関わり方を聞いて回る。寿命が違う以上、いつか別れの日が来てしまう。この問題に真正面からぶつかっていく展開がとても良かったです。
どんな決断をするにせよ、後悔しない選択をとって欲しい...と思った1冊でした。結論が楽しみ。