緋弾のアリア 9

Book

シリーズ9冊目。前巻からの続きで、ワトソンとの戦いにヒルダが割り込んできた所からスタート。

このシリーズの魅力は、予想の遥か上を行く展開が毎回毎回起こる事だと思っているのですが、今回はそれほどでもなく、ちょっと残念。巻を追う毎に、自分の驚くハードルが上がっているような気がします。それなりに状況がひっくり返る展開はあったのですが、このシリーズに関しては、もうちょっとやそっとの事では驚かなくなりました。毎回鍛えられている成果がこんな所に!

ヒルダとの戦いは、彼女と因縁のある理子も絡んできて一時はどうなる事かと思いましたが、まとまる所にまとまってくれて良かったです。決着のつけ方には、最初からそうしろ!! と突っ込みたくなったけど...。しかし理子がほぼ完全に味方になったのは心強い。ワトソンもデレたし、次の巻あたりにはヒルダも加わるんじゃないか、この展開。ドンドンとハーレム化が進んでいくけど、アリアとの仲が悪くなる事は無さそう。ラブコメ的には拗れた方が面白いけど、もうそんな段階は通り越しているよね、この2人。
そして穏やかな学園祭が終わり、ラストは急転直下のピンチへ。どうなる事やら。