死神少女と1/2アンデッド

Book

海辺で遺体として発見された高校生の主人公。しかし移送の途中で何故か生き返り、日常生活へと戻ったが、しかし生き返った後、食事は味が分からず、さらには幽霊が見えるようになってしまう。そしていつの間にか自分のクラスにいた少女･那由子と出会ったが、それが死んでいる間、あの世で会った少女で...と言うお話。

面白かったです。ホラーテイストだけど、怖過ぎず、かといって軽過ぎる事も無いバランス。一般人だった主人公が突如として異能の世界に足を踏み入れ、戸惑い怖がりながらも、死神である那由子と出会い、自分の身に起きた事を受け入れていく展開が良かったです。
那由子は、主人公があの世で拾った鏡の持ち主を名乗り、返してくれと迫るが、主人公は持っておらず、どうやったら返せるのか分からない。主人公の死因の謎と合わせて、この辺が話の核になりそうですが、詳細は次巻に続く形で終わっていました。特に主人公の死因は、ラストに少しだけ明らかになりますが、一体何故? と言う疑問が浮かんで仕方ない理由。続きがとても気になります。2ヶ月連続刊行なので、間を開けずに読めるのが救いかなぁ。期待。