ゴーストハント 3

心霊現象調査会社でアルバイトをする主人公・麻衣が、所長のナルや他の霊能者と依頼に取り組むシリーズ、復刊3冊目。今回はとある女子高が舞台。立て続けに何件も同じ女子高の生徒から依頼が舞い込み、さらには学校そのものからも依頼が。調べてみると、別々の心霊現象が同時に起こっているとしか思えない。さらにその女子高には、超能力を使う事の出来る生徒までいて...と言うお話。

今回も面白かったです。生徒や先生を襲う心霊現象に、学校そのものが持つオカルトに対する拒否感、そして超能力者の生徒。謎めいた部分が折り重なるようにしてあり、真相がなかなか分からない展開が良かったです。そして読んでいて気を抜いた時に、突如して起こる謎めいた現象の恐怖は相変わらず。ホラーと分かっていて読んでいる以上、常に身構えてはいるのですが...それでも話の展開上気を抜くタイミングがあって、そこを狙うように怪異がやってくる展開はお見事。

最後まで読んで感じた事は、怖さの質が1巻2巻とは違う所にあったなぁと言う事でした。1巻は分からない事の恐怖、2巻は心霊現象の恐怖、そしてこの3巻は人の恐怖。事件の真相自体は分かってしまえば「そう言う事か」で済むのですが、でもその原因を考えると怖い。学校のオカルトに対する態度と、過去。その状況が混ざり合って、仕方なく取った選択なのかも知れないけど...いつまた起こってもおかしくない、そんな雰囲気が醸し出されていた結末と原因に薄ら寒いものを感じました。

次は再来月。どんな恐怖が待っているのか、いまから楽しみです。