デュアン・サーク2 15

15年に渡って続いたデュアンの物語、遂に完結。

終わっちゃった...と言う言葉しか出てきません。惚れ込む程にお気に入りの作品と言う訳では無かったのですが、それでも15年も読み続けると愛着も湧く。最初は弱々しかったデュアンが、勇者と讃えられるまでに成長した、その道のりを一緒に辿れた事が嬉しい。
世界中から人が集まって乗り越えた最終決戦。戦いが終わった後、皆がそれぞれの生活へと戻っていく展開に物哀しさを感じつつ、日常が戻ってきた事が喜ばしくもあり。デュアン、アニエス、ルルフェットの関係をハッキリさせたのも良かったです。そっちを選んだかー。もう少し後日談が読みたかったけど、後は想像に任せる事にします。デュアンも、更に勇名を馳せて、伝説となっていく事でしょうし。ひょっこり、フォーチュンの方で書かれたりしないかな。
そして、読み終わってから気付いたのですが、巻頭の「今でない時〜」と始まるお決まりの部分。ここが少し変わっていました。気付いて良かった...。別に内容には無関係だけど、最後にこう言う細工があると嬉しくなりますね。

と言う訳でシリーズ完結。長い間、お疲れ様でした!!