ゼロの使い魔 20

この巻を含め、後3冊で完結予定と言う事で、話はクライマックスへ。エルフ達に囚われたサイトとティファニア、そんなサイトたちを助けるために動き出したルイズ達。その双方の視点で話が進みます。
クライマックスだけあって、話が大きく進んだ展開でした。サイト達は手引きしてくれたエルフと共に海の中の洞窟へと身を隠し、そこでとんでもないものを発見し、一つの事実が明らかに。遂にこれ以上無いほど強力な武器を手にしますが...これどうするの。間違っても使えないと思うんだけど。サイト本人の悩みはもっともだよなぁ。こんなもん、個人で持っていいものじゃない。
また、ティファニアのサイトへの想いは募るばかりで、読んでいて切なかったです。当然ルイズの事はテファも大好きだし、でも自分の気持ちも隠せないし。そんな中、敵の策略に嵌って危機に陥った時、彼女が思い浮かべたのはサイトの事。使い魔を持たない彼女が限界の中で取った行動とその結果にはビックリ。これもどうなるんだろう。どうやらこの展開は、昔をなぞっているようですが...例えそうだとしてもテファの想いが本物である事の、これ以上無い証明。ルイズが知ったらモメるだろうなぁ。
そのルイズ達は、飛空船でエルフの本拠地へ殴りこみ。しかしサイト達とはすれ違ってしまいそう。サイトの事を想い続けるルイズが再び彼と再会出来るのはいつの日か。続きが楽しみです。