中の下! ランク4

シリーズ4冊目。前巻のラストで、絽美の事が好きなのか、それともヴィーナス賞を取る女の子が好きなのか? と言う避けては通れぬ問題を、当の絽美本人から突きつけられた主人公。答えの出ぬまま、修学旅行へと旅立ち...と言う展開。
凄く面白かったです。一筋縄には行かない恋模様が本当に素晴らしい。
いつものメンバーで修学旅行に向かったものの、絽美からの問いかけに悩み続ける成道。でも悩んでも時間は否応なく進んでいく。妹尾さんは一歩引いた立場で成道と絽美の間を気にしてくれるけど、本心では自分だって成道が好きだし、莉子も大分素直になって来て成道にアプローチをしてくるし。
しかし女の子達は真っ直ぐな好意を向けてくるけど、そこに悩みが無い訳じゃない。特に妹尾さんの苦悩...。好きなんだけど好きと言っちゃいけないと自分に言い聞かせて、押し殺した気持ちが自分でも望まない方向に噴き出すって辛い。
そして修学旅行終了後、クリスマスデートの相手を投票する展開だったのですが、ここからの展開には成道にはシッカリしろーー!! と言いたくなりました。次の巻で完結だそうですが、ちょっと本当にこれはどうなんのさ!