断罪のイクシード 2

魔術を使った異能バトルものの2冊目。主人公が道端で怪我している女の子を保護したら、その子にはネコミミが。その少女、実は人狼で...と言う感じに話が始まります。
1巻の内容を全く覚えておらず、何となく雰囲気を覚えているぐらいでしか無かったのですが、それでも普通に読めた内容でした。雰囲気だけで分かった気にさせてくれる所が凄い。分かりやすいのは良い事ですね。
人狼の少女・ニアと共に、街に流行っている謎の薬の出所を探っていく展開なのですが、お約束とも言えるような構成とキャラの魅力で楽しく読めました。ニアが自分の過去に因縁のある敵と戦う事になるのですが、主人公とヒロインは彼女を一方的に守るのではなく、共に戦うように、時には叱咤して進む所が良い感じ。驚かされるような場面は無かったものの、王道的な展開にまとまっていて、盛り上がるところは盛り上がるのが良かったです。
しかしこの終わり方は続きが気になるなぁ。次は殆ど出番無しな幼馴染にスポットが当たるのかな?