斬光のバーンエルラ 3

王位継承のいざこざに巻き込まれた主人公が、自分を巻き込んだ人間を探し、王子を殴りに国を巡るファンタジー、3冊目。
前巻で国王に会えたものの、その王様が死んでしまって暗殺容疑をかけられ逃亡中の主人公。しかしやる事は変わらず、自分を巻き込んだとおぼしき王子たちの元を巡って問いただしてぶん殴る。うん、とても分かりやすい。直情過ぎるぐらい真っ直ぐな主人公は相変わらずでした。
話としては3人の王子の元を巡って、次は第三王子の所へ...と言う所で次の巻へ続く展開。道中のラブコメが加速していて面白かったです。前巻で加わったターヤがストレートに思いを告げ、ティナも自分の気持ちに気付く。さらにメイレンまで心揺れ始めていて、完全にハーレム状態。やっぱり、うじうじ悩まず行動あるのみ! とばかりに突き進む主人公は格好良いですね。しかし、そんなヒロイン達の中で意外だったのはシャル。旅の足手まといになるから...と、途中で脱落。最後までついていくものだと思っていたから、とてもビックリしました。これも一つの愛か...。
そろそろ話も大詰めっぽく、ラストにはとても気になる伏線まで張られていました。次の巻が楽しみです。