かぐや魔王式! 第9式

シリーズ9冊目。今回は輝夜が記憶喪失になるお話。それまでの電波なキャラクターが消失し、普通の女の子になって...と言う展開。
性格が変わった事で美人で優等生キャラになった輝夜。クラスメイトに徐々に受け入れられていく輝夜を見ていると何故か胸が痛む主人公は、なんとか記憶を戻そうとする。しかし他のヒロイン達は、記憶が戻って欲しいと思う一方、主人公と輝夜の間に距離が出来た事を喜び、このままでも良いんじゃないかと思う。友情と恋愛が絡み合って悩むキャラ達が良かったです。
個人的には、六道さんが本当に良いキャラで嬉しかったです。米倉さんが輝夜の記憶が今のままでも良いんじゃないかと話す中、元に戻った方がが良い! と引かずに主張する。輝夜と主人公の関係は気になるけれど、それとこれとは話が別だ...とばかりに訴えるのが素晴らしかったです。
この1冊で記憶喪失編は終わらせるものだと思っていたら、普通に次の巻へ続く展開。しかもラストは修羅場に突入寸前で終わってるし...続きがとても気になります。