竜王女は天に舞う 4

シリーズ4冊目。今回は連続魔術師殺害事件の調査任務に就く話。
ルノアとリラの2人のヒロインがとても良かったです。前巻でルノアとシグの距離が少し縮まりましたが...今度はリラがルノアに宣戦布告。真っ向から自分もシグが好きだと告げて、ルノアと張り合う事を面と向かって宣言する展開が素晴らしい。竜王女の1人であるものの、一度はヴァルハラ舞踏会から降りたリラ。でも、シグのために再び戦う事を決意する流れが最高でした。やっぱり恋する乙女は強いですね。
ルノアはルノアで、随分と可愛くなったなぁ。連続殺人事件の容疑者の1人として身柄を拘束されるのですが、シグが助けに来ると信じきっている姿に、本当に2人の距離は縮まったんだと実感しました。リラの言葉を受けて戸惑うものの、事件を通してシグに対する意識がより深まった感じ。ツンデレキャラですが、大分デレの割合が多くなってきました。リラにも負けたくないと張りあうし、凄く面白くなってきました。
話としても、竜王女が新たに3人登場して一気に進んだ感じ。いよいよ舞踏会が本格化しそう。ルノアとリラがどうなっていくのか? シグはどちらを選ぶのか? 今後も楽しみです。