疾走れ、撃て! 5

ミヅキが魔導士官として覚醒した所で終わった前巻。3人乗りの新しい数式戦車と共に問題児の技術士が着任して、虎紅はミヅキに指導を開始、しかしお互い理宇の事が気になるので、事あるごとに微妙な張り合い方をする展開が良かったです。ミヅキはともかく、虎紅の張り合い方が大好き。普段は冷静沈着で非常に優秀な上官で色恋沙汰は殆ど表に出さないのに、たまに出てくる恋心。美味しかったです。鷹乃にまでフラグが立ちそうで、これは今後、さらに揉めそうな予感がします。
しかし、それでもラブコメ度は若干抑えめで、代わり話が進んだ感じ。前々からあった、裏で企みが進行しつつある流れは今回も継続。新しく着任した新キャラ・矢真科ユリネがぶっ飛んだ性格の裏で関わっていそうな雰囲気もあるし、何より敵であるダイダラ達の事もちょっと分かったし。それでもまだまだ謎が多い事には変わり無いんですが、着実に進んでいる感じがします。続きが楽しみ。