ただ、災厄を狩る剣のように

「他人の罪が見える」と言う特殊能力を持った高校生の主人公が、人の罪を核にして生まれる怪物を狩る騎士に出会い、その戦いに巻き込まれていくお話。
微妙。帯の煽り文句を読んで、正義とは何か? みたいな話から熱い展開に繋がるのかと思っていたけれど、期待とは違う雰囲気の作品でした。どうにも肌に合わず、読んでいて非常に疲れました。
文章量が多かったのもありますが、微妙に無気力さの漂う主人公が好きになれなかったのが大きい。一見シッカリしているように見えて、実は状況に流されている感じもしたし。結局最後の方まで、主人公がどうしたいのか全然分からなかった。キャラに魅力を感じられないと、読んでて厳しい...。