爆熱天使Xサン

Book

日日日の新シリーズ。
主人公は普通の高校生。ある日突如として現れ「正義の味方」を名乗る美少女･Xサンに「下僕になれ!」と言われ、状況が分からぬまま戦いに巻き込まれてしまう。「正義の味方」は日本を人々が気づかぬうちに征服していた謎の組織が作った超兵器。「正義の味方」による反乱でその組織は壊滅、残った「正義の味方」のうち、一部が暴れて平凡な日常が一瞬で壊れていく形で話が進みます。
割と面白かったです。凄い勢いで超人バトル、かつ怪獣大決戦。
主人公は何故か「正義の味方」達にエネルギーを補給出来る体質で、序盤は主人公を狙ってやってくる正義の味方とXサンが戦う展開。中盤以降、主人公の正体とか色々と謎が明らかになっていき、とんでもないのが相手になっていきます。Xサンもアホみたいに強いので、「どっちが勝つんだろう?」と言ったハラハラドキドキ感はありませんでしたが、ひたすらに強いキャラ同士が全力でぶつかりあうので、とにかく派手。街とか簡単に薙ぎ払われます。これが妙に爽快。分かりやすく楽しかったです。サブタイトルの「見さらせ正義の一番星!!」はXサンの決め台詞なんですが、これがスカッと気持ちいい。
あらすじにはラブコメと書いてありましたが、実際にはそれほどラブコメ成分は多くない感じ。次の巻からかなぁ。ラストがアッサリと終わっていてちょっと拍子抜けしましたが、ここからどう続くのか楽しみです。