天使から百年

ロドーリーと言う謎の存在に脅かされている世界が舞台。主人公はそのロドーリーと戦う才能を認められた女の子。ロドーリーとの戦いを教える専門の学校に強制的に入学する事に。入学初日、いきなり襲ってきたロドーリーに対向するため、異世界から魔人の召喚に成功。「フジシロユイカ」を名乗る魔人の力で敵は撃退出来たが...と言う感じに話が始まります。
読み終わって、頭の中が「????」で埋め尽くされました。色々と謎めいた伏線が張られまくっていて、ちょっと消化不良気味。「フジシロユイカ」と言う名前から分かる通り、魔人は日本人。さらに敵であるロドーリーも、どうやら元々はこの世界で作られた存在で、とある事情により異世界に葬り去られたらしい...と言う設定のお陰で、主人公のいる世界と合わせて都合3つの世界が入り混じり、何が何だか。
しかしヒロインと魔人の女の子の微妙な関係は良い感じでした。どう言う訳だかベッタリ懐いているユイカと、彼女の使う「力」のお陰で恥ずかしい目にあって怒っているヒロイン。だけど徐々に仲良くなっていく展開は王道ですね。
こんな感じでした。今の所は何とも言えませんが、全3巻らしいので、謎めいた部分も次の巻ぐらいには色々と明らかになりそう。取りあえず続きを待つ方向で。