緋弾のアリア 6

アニメ化も決まった『緋弾のアリア』新刊。レキが突如として主人公に婚約を迫った所で終わった前巻の続き。
当然の如く、今回はレキ中心の話。アリアも白雪も殆ど出番無し。一体なんでレキが急に主人公と婚約したがったのか全く分からないのが謎のままですが、親友であるはずのアリアさえ敵とみなし、ひたすらに主人公を求める展開は少し怖いです。レキは別に悪い娘じゃないし、何かしら理由があると思うんだけど...いつ明かされるんだろう。しかし感情を殆ど表に出さないレキが、この件を通じて女性としての一面を見せてくれた事が良かったです。普段無表情なキャラがふと見せる人間らしい一面って、とても魅力的。
また、レキの言動をきっかけに擦れ違いの続く主人公とアリアの関係が流石に気になります。この2人がくっつく未来しか想像出来ないんだけど、この擦れ違い方は簡単には修復できないような。とにかくレキの思惑がハッキリしない事には、どうにもならないよなぁ。
ラストではまたまた衝撃の事実が明らかになってます。とんでもない設定に噴いた。何でもありだと前巻ぐらいで悟ったはずなのに驚いてしまった。スゲェよ。