RPG W(・∀・)RLD 5

シリーズ5冊目。新たな魔神の情報を入手した主人公一行。その場所は長きに渡って交流の途絶えた、海を越えた先にある国。船で向かうものの、途中で怪物に襲われて難破。無人島に流れ着いて...と言う展開。

無人島でラブコメ風味なバカンスをする感じで、メインのお話は殆ど進まず。ちょっとした事件から、主人公を巡るイシュラとレヴィアの姉妹コンビとの間にイザコザが発生するんですが、この展開はモヤモヤしたものが残るなぁ。主に主人公の対応に。ラストで思わず「なんじゃそりゃ」と言う気分に。
勇者としてパーティのリーダーを務めている以上、和を保つのも仕事の一つ。だからと言ってこの解決法は...。本人も言っていたけど、恋愛に対する優柔不断さの表れでしょうか。いつか酷い事にならなきゃ良いけど。しかし忘れがちだけどまだ高校生だし、悩みながらも決断を繰り返して勇者として世界を背負っている事を考えたら、この恋愛にもちゃんと決着をつけてくれると信じてます。
一方、ショウとリサのコンビの方は素晴らしいですね。ショウの軽い性格はそこまで好きじゃありませんが、あそこまで自分の気持ちに正直なのは清々しくすら思えるし。この2人の行く末はとても楽しみ。