末代まで! LAP2

Book

シリーズ2冊目。幽霊の気力を注ぎ込んだターボババアを乗りこなして行われる「老婆走」。高校で心霊研に入り、この老婆走に参加する事になった主人公のお話の続きです。
1巻ほどには楽しめず。主人公が自分が乗るために野生の婆を捕まえて、本格的に老婆走に参戦か? と思ったのですが、ページの殆どがヒロイン達とのやりとりに費やされ、レースのシーンは僅か...。序盤の展開からするともう少しレース寄りの話になるのかと思ったので、肩透かしを食らった気分でした。
また、お岩さんと花子さん、2人のヒロインが喧嘩して、途中でその怒りが主人公に向かうのですが...2人が一体何を怒っているのか全然分からないまま話が進み、最後まで読んでもやっぱり分かりませんでした。これ、主人公悪くないよね? ヒロイン達がどうしてその結論に至ったのか、本気で分からない。そんな風に思わせるような言動を、主人公が取ったようには思えないんだけど。そのお陰で読んでいる間、ずっとヒロイン達の気持ちに疑問符が浮かびっぱなしで、あんまり楽しめませんでした。
3巻はもう少しレース寄りになって欲しいけど、1, 2巻を読む限りではラブコメ中心っぽいし、あんまり期待できないかなー。