竜王女は天に舞う 2 - まあいいか。

第5回MF文庫Jライトノベル新人賞･佳作受賞作の2冊目。
1巻の任務を終え、魔術士養成学校･竜の箱庭に戻った主人公達。そこで他の学校の生徒と腕を競う交流試合に出る事になったが、相手は強敵で...と言うお話です。
表紙にもなっていますが、リラが可愛くて可愛くてたまりません。これは素晴らしいキャラ。元々アイドルで、とある事情でその活動がおおっぴらには出来なくなって、歌いたいのに歌えない。ツンツンしてるけど歌に対しては真摯で、久しぶりに出来た自分のライブに主人公が来てくれるかヤキモキしているシーンが最高過ぎます。その心境を思うと、猛烈に切ない。どう考えてもメインヒロインには勝ち目が無い立ち位置なのが哀しい所ですが...。でも全力で応援したい。積極的だし、魅力的だし、ひょっとしたらひょっとしない...かなぁ。ラブコメ的には幼馴染がどこまで健闘するかも気になるけど。

ストーリーも、交流試合を通して主人公が少し成長したり、メインヒロインのルノアにも心境の変化があったりと、割と王道を行く展開で盛り上がりも良い感じ。1巻より面白くなってますね。このまま続いてくれる事を期待。