一天四海のマーガレット

祖父、父親と錬金術に全財産をつぎ込み、没落した貴族の少年が主人公。借金を返すために大手貿易会社・東インド会社と取引し、世界中に散らばったとあるものを回収するため、家の地下に眠っていたホムンクルスの少女と世界一周の旅に出るお話です。

80日間世界一周』をモチーフとしたお話。世界一周と言っても、旅行と言うよりも時間制限付きのレース...と言うかオリエンテーリング? みたいな雰囲気。「世界一周」と言う事で、旅先でどんな出来事に遭遇するんだろう? みたいなワクワクする展開を期待していたのですが、あんまりそんな感じがありませんでした。旅に出る前に自分の館が爆発してしまったため、主人公は警察に追われる身なので、警察が追っ手としてやってくるのですが、メイドとして付き従うホムンクルスのマーガレットが割と万能で、大抵の問題は何とかなってしまうのが残念。追っ手の警察も、かなり無能だし...。